ブラックジャックを本当に極めるハイローラーには避けては通れないとされる、カウンティングという戦略。
使いこなせれば、これぞブラックジャックの必勝法と言われる理由はなぜか。
ここでは、カウンティングの仕組みや考え方、練習方法のコツを詳しく解説していきます。
目次
ブラックジャックのカウンティングとはどのような仕組みか
カウンティングとは、「カウントする」という意味になりますが、簡潔に言うと、
場に出ているカードから、シューの中にあるカードを予測する
ことです。
「シュー」とは、ブラックジャックで使用される、このカードケースの事です。(靴のような形をしているから呼ばれるようになったと言われています)
場に出ているカードが小さい数字が多いと、シューの中には大きいカードが多く残っている。
その逆で、場に大きいカードが出ている場合には、必然的に小さい数字のカードが多く残っています。
特に、ブラックジャックでは、10とカウントするカードが全体の3割になりますし、A(エース)を11と数えれば4割弱になります。
つまり、既に出ているカードから、ある程度予測しやすいメリットがあるゲームのため、状況を見ながら、自分がヒットするか、スタンドするか。
あるいは、ディーラーがバストする可能性はどのくらいあるのかを見極めて勝負していくのが、カウンティングという戦術になります。
ブラックジャックのカウンティングのやり方と種類
カウンティングを完璧に使いこなすためには、場に出ているカードとシューの中にあるカード全てを覚える事が条件になります。
とはいえ、シングルデッキならまだしも、一般的なカジノでは6デッキが主流。
52枚×6=312枚のカードを全て覚えることができるのは、天才と呼ばれる人間しかいないでしょう。
そのため、カードを数値化しながら計算していくカウンティング方法が作られました。
といっても、やり方は1つだけではなく、初級から上級者用まで様々な種類があるのも特徴です。
ハイローシステム
練習用としておすすめなのは、ハイローシステムというカウンティングになります。
このように、カードを3つのグループに分けて、場に出たカードを点数化していきます。
カウントが「+」になるほど、シューの中には10又はA(エース)といったカードがたくさんある可能性が高くなることを示します。
この場合には、ベット額を多めにして勝負する。
逆にカウントが「-」が多くなるほどプレイヤーが不利なカード「2~6」がシューに残っている可能性が高くなりますので、このような場合は最低ベットに戻す。
あるいは、ゲームを降りるというのも、時には良い判断になります。
ただし、あくまでざっくりとしたカウントになるので、どのくらいプラス・マイナスになったら、ある程度予測できるのかを掴むために、最初は無料ゲームやアプリを使って練習することをおすすめします。
カウンティングはカジノで使うことは禁止されている?
ここまで仕組みややり方を解説してきたのに、ここで腰を折るようでなんですが、
カウンティングは実践的な必勝法ではありません。
というのも、これをある程度使いこなせるようになると、控除率が100%超えてしまうため、本場カジノでは禁止されている所がほとんどだからです。
厳密に言えば、カウンティングを使っていることがバレると出禁になる、といった感じです。
それでなくとも、そもそもこの戦術を使えないように、
ある一定までシューの中のカードが減ったら場のカードとシャッフルする
といった対策をしています。
これまで比較的カウンティングの必勝法が通じたオンラインカジノのブラックジャックでも、制限時間を設けたり、シャッフルするゲームも一般的になってきました。
こうした状況があるため、ブラックジャックの実践的な攻略法としては使えなくなっているのが現状です。
まとめ
次に出るカードが予測できれば、それこそ1回に何百ドルといった賭け方ができます。
これこそカウンティングの最大の魅力で、ブラックジャックの人気が火についたきっかけと言われています。
ただ、文字通り必勝法となってしまうので、これを大勢にやられてはカジノが破綻してしまいますので、様々な対策を取っていることは予め理解しておきたいところです。
そのため、まずは鉄板のベーシックストラテジーを完璧に使いこなすことを優先し、ルールの範囲内でカウンティング戦術を組み合わせてベットしていくのが良いと言えるでしょう。